アガサ・クリスティーの作品一覧
「アガサ・クリスティー」の「そして誰もいなくなった〔コミック版〕」「そして誰もいなくなった」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アガサ・クリスティー」の「そして誰もいなくなった〔コミック版〕」「そして誰もいなくなった」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1940年の作品。
エルキュール・ポアロシリーズ長編18巻目。
あらすじ
大富豪の老女ローラ・ウェルマンの姪であるエリノア・カーライルは、親戚で幼なじみのロディ・ウェルマンを深く愛しており、2人は婚約していた。ウェルマン夫人の遺産を狙っている娘がいるとほのめかす匿名の手紙が届いたことがきっかけで、エリノアとロディは夫人の館を久しぶりに訪れる。館の門番の娘のメアリィ・ジェラードをウェルマン夫人は可愛がり、教育を受けさせたり面倒を見ていた。ロディは、美しいメアリィを一目見た瞬間、彼女に夢中になってしまい、それを知ったエリノアはロディとの婚約を解消する。その後、ウェルマン夫人が遺言を残さず亡くなり
Posted by ブクログ
率直な感想を言うと、あまりに読みやすく驚いた。そしてこの読みやすさがなんなのか考えてみると、恐らくジョーンに共感する部分が多かった。少なからず、過去の私自身はジョーンに近い人間で、けれどロドニーや子供たちのようにそれを見て見ぬふりすることなく叱ってくれた人がいた。ジョーンの気持ちに共鳴しながら、今少し離れた位置からこの物語を読めた気がした。
これは本当に自分自身を隈なく鮮明に映す鏡のような本だと思う。というか、鏡と鏡を端を合わせた状態で近づけた時現れる、自分と目が合わない自分を眺めているような気分。そしてそれは他人から見える自分で、現実。
辛く、痛く、悲しい現実から逃げ、見ないふりすると痛い目