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ポアロの旧友スペンス警視は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。服についた夫人の血というたしかな証拠で死刑も確定した。だが納得がいっていない警視はポアロに再調査を依頼。未発見の凶器と手掛かりを求め、現場に急行するポアロ。しかし死刑執行は刻々と迫っていた。
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Posted by ブクログ
一番の面白さは、ポアロと一緒に謎解きに参加してる気になれるところだろう。他の作品では、ポアロだけが手掛かりをつかみ、読者はヘイスティングスと同様、訳の分からないまま放っておかれる。 この話では、ポアロが一人ずつ訪ねていくのに同行してるような気分になる。ポアロがどこに疑問を感じたのかなど、ドキュメンタ...続きを読むリーを見てるような臨場感が物語を引っ張っていく。もっとも肝心なところは明かさず、最後はいつもの関係者を集めた解決編になるのだけれど。
マギンティ夫人が殺され、容疑者が逮捕されたが、それらしくない。ポアロは警視の依頼で真犯人探しを始める。 オリヴァ夫人や個性豊かな登場人物に飽きない好話。
1952年の作品。 ポアロシリーズ長編24巻目になります。 マギンティ夫人が死んだ、どんなふうに? 掃除婦として働く老婆、マギンティ夫人が殺された。容疑者はマギンティ夫人が部屋を貸していたジェームス・ベントリーという男で、確かな証拠もあり、裁判で死刑判決が下された。 しかし、この事件の担当刑事で...続きを読むベントリー逮捕にあたったスペンス警視は、ベントリーの無罪を確信しており、旧友のポアロに事件の再捜査を依頼する。 事件を捜査するうち、ポアロは20年ほど昔に起きた別の事件がこの殺人に関わっていることをつきとめる。その四つの事件には全て女性が関わっており、犯人は女性に違いないー。しかし、怪しいと思われた裕福な老婦人、アップワード夫人もまた殺害されてしまう。 ポアロ作品は特に順番に読んでないんですが、冒頭でポアロがもう引退して3度の食事しか楽しみがなく暇をもてあましていること、ヘイスティングスを懐かしく思っているところから、後期の作品なのかな?と。 探偵小説家のオリバー夫人という女傑が出てきますが、これはアガサクリスティの分身かな?自分の小説の主人公が嫌いでしょうがないと言っているところがポアロと重なります笑。 昔の事件がどう関わってくるのか、それを推理するのが面白い!ですが、四つも事件があるので途中から誰がどの事件の話だったんやらこんがらがってきました汗。 スペンス警視がだんだんポアロに苛立って殺意すら覚えるところが大変面白いですね笑。
もともとの登場人物が多いうえに過去の悲劇的な事件まで出てきて、非常に入り組んだ事件。 しかも、証拠品はほとんどなくヒントとなるのは会話や表情のみということで、何度もページを戻りながら読んだのですが……つまらないなんてことは全くなくお気に入りの一作。合間に体調を崩してしまって2,3日お休みしてしまいま...続きを読むしたが、そうでなかったらきっと一気読みだったと思います。 訳の上手さ、なんでしょうかね〜。冒頭から引き締まった空気が漂っていて私好みでした。 被害者を殺しても得なんかなさそうなのに、実は犯人の秘密を知ってしまっていて……というのは、ミス・マープルシリーズにもあった気が。 そして『ハロウィーン・パーティー』ではじめましてだったオリヴァ夫人、今作ではさらに存在感を発揮していてニコニコ。きっとクリスティー自身をモデルにしてますよね……? どうやら初登場は『ひらいたトランプ』だそうで、これもそのうちチェックせねば。 ちょっともう少し元気な時にしっかり読み通して、今回気付けなかったあれこれを拾っていきたい所存です。
ポアロもの。 先日、『ハロウィーン・パーティー』を読んだ時に、本文中に「ミセス・マギンティ殺人事件・・云々」という台詞と、『ハロウィーン・・・』に登場した、スペンス警視・オリヴァ夫人が“マギンティ夫人殺人事件”にも関わっていた。と、あったので、“これは『マギンティ夫人は死んだ』を先に読んでおくべき...続きを読むだったかな~”と少しシクッた感があった為、前後しますが慌てて手を出した次第です。 ポアロは旧知のスペンス警視から、マギンティ夫人殺人事件の再調査を依頼されます。 容疑者のジェイムズ・ベントリイは既に逮捕されていて、有罪が確定している状況なのですが、ベントリイが犯人とはどうしても思えないというスペンス警視・・。 真相解明の為、事件のあった現地に赴いたポアロですが・・。 いいですね~。『杉の柩 』もそうでしたが、容疑者が“ほぼ黒”状態からの逆転モノ(?)って、どのように真犯人までたどり着くのか・・・まさに、ポアロの腕の見せ所といえる内容ですよね。 いつものように、現地住人に地道なヒアリングをしていくポアロですが、滞在先のゲストハウスが残念過ぎたり、現地での“名探偵ポアロ”の知名度が低くて何かとやりづらかったり(偶然現地で一緒になった、オリヴァ夫人の方が知名度ありましたもんねw)、さらには、せっかく容疑を晴らそうとポアロが尽力しているのに、リアクションが薄い陰キャのベントリイにイラつかされたりと、何だかトホホなポアロが笑えます。 こんな感じで色々大変だったポアロですが、生前のマギンティ夫人が持っていた新聞の切り抜き記事の、“昔の殺人事件に関わった4人の女性達”からグイグイ真相に迫っていく展開にはワクワクさせられました。 そして明かされる驚きの真犯人・・そう、今回も見事に騙されちゃいましたよ! いや、私だって“引っかからないように、怪しくない人物は逆に要注意”的な用心(?)はしていたのですが、それでも全くノーマークの人物でしたからね~。 まぁ、ある意味トラップといえばトラップなのですが・・・やるな、クリスティー・・と今回も脱帽です。 と、いう訳で謎解きは勿論、クリスティーお得意の“クセツヨ”住人達の人間描写もお楽しみ頂ける本書。 秋の夜長にピッタシの一冊かと思います~。
「マギンティ夫人は死んだーー なぜ死んだー」 クリスティお馴染みのマザーグースに始まる この事件(それだけでちょっと嬉しい!笑) 家事手伝いの老女が窃盗目的で殺された? 一見すると如何にも犯人な被疑者、閉鎖的な町、 それぞれに事情を抱えていそうな登場人物たち。 犯人を推理...続きを読むしつつ読み進めても、 誰も彼もを疑いたくなってしまう手腕が、 いつもながらに巧みな作品となっている。 オンボロペンションと嵐の様な女将さんに苛まれるポアロ氏の姿もユーモラス!笑 全て落着後に微笑ましい救いがあるのも、 私がクリスティ推しな一因かしらと再確認出来ました。
小さな村で起こったマギンティ夫人殺害事件を再調査することになったポアロ。村唯一のゲストハウスで、乱雑な部屋と不味い食事に耐えながら、ポアロは住人たちの話を聞いて真相へと近づいていくが。 ポアロが終始出ずっぱりの作品。→ 登場人物がとにかく多くてこんがらがるんだけど、オリヴァ夫人(「ひらいたトランプ...続きを読む」の登場人物)が登場したので一気に読めた!ポアロ×オリヴァ夫人、楽しい。冒頭でポアロがヘイスティングズに触れているのもファンとしては嬉しいところ。 事件としてはなかなか複雑。二重構造。→ だからこそ、ラストのパタパタと閉じる感じは気持ちいい。クリスティならではのラストにニンマリ。 ポアロはいつでも紳士なんです。グルメな紳士。今回はかなり食事と寝床に苦しめられてるけど(笑)
マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件...続きを読むと関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。 それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。 犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。 ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するために若い役者に会いにいっているのだが何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。
表紙のタイトスカートの女性の印象で読み始めてしまうと、マギンティ夫人って全然違うやん!!と、突っ込みたくなる。 これまで扱ってきた華やかな社会的地位のある人が犠牲者でもなく、田舎で細々と清掃をして暮らす老夫人が殺され、有罪とされた変わり者の男性...まったく心が踊らなかった。途中、彼女が殺された原因...続きを読むが、誰かが過去の有名な殺人事件の当事者だという秘密を握ったせいなのではないかとわかった辺りからは、面白く思えた。最後は意外な人が犯人で終わり、クリスティらしい終わり方だったかな。本当にポワロの力でカップルか生まれるといいな。
1人の夫人の殺人。犯人は捕まっているがどうやら彼は真犯人ではなさそう。どうやら過去の犯罪に絡むようだ、ってことで、小さな村でポワロ推理。 犯人候補はたくさんいたけど最後はまさか!の展開。街からスパイとして乗り込んだお嬢さんが犯人かと思ってましたが、見事に裏切られました。
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マギンティ夫人は死んだ
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アガサ・クリスティー
田村隆一
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