あらすじ
南洋同盟に奪われた「リユース・P・デバイス」を巡って激化する、連邦とジオン残党を含めた三つ巴の争い。そんな中、連邦と同盟がついに開戦! 白兵戦の中、イオが目にした衝撃の光景とは…!?
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とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。
本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。
技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。
人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。
感情タグBEST3
私の推し
私は30代で富野さんの作品に触れて今は70代なのですが、いまだにキャラを一掃させる展開含めていつまでもファンです。
匿名
戦場ではいつであろうと実行の前で生き残ることのできる計画はない。あらゆる要素が流動的であり不確定な中で、乏しい情報から判断し決断する。戦争に最も近いものは博奕であるという。しかし、戦闘での勝利は固い意志でもってそれをつかもうとする者の前にしか現れない。
匿名
まだまだ、ストーリーの途中だな。面白いけど、長いねwww線と点が、まだ繋がらない。ハラハラドキドキの展開だが、どーなるなか?
Posted by ブクログ
南洋同盟支配域に侵入したスパルタン。おもてなしは案の定、実力をもってでした。ドダイ・グフを中心とした飛行部隊。その指揮官が、サンダーボルトで戦死したと思われていたクローディア。イオの同胞でかつての恋人。
彼女が、どうして南洋同盟に組しているのか?を問いただすべく飛び出すイオ。彼女自身の意志なのか?洗脳されてしまったのか?
戦闘は、南洋同盟の特攻から、白兵戦へ。目的はスパルタン撃退でなく、艦内への侵入と通達。
その通達を受けたのはモニカ参謀。届けたのは南洋同盟レヴァン・フウ僧正。
モニカ参謀が軍の研究施設で、育て捨てたかつての教え子。
南洋同盟の指導者として君臨しているニュータイプ。
さぁ、登場人物それぞれの過去・現在、そして未来へのしがらみが出そろいだしたかな。
過去に囚われている現在を解き放ち、新たな未来を指し示すのがニュータイプ。ダイクンが唱えたのがそうであるならば、一年戦争で受けた後悔や衝撃・慙愧から逃れるために、南洋同盟へ加入する人々が多いのでしょう。クローディアのように。
宗教の形をとったのは、ニュータイプという新たな理念を広げ、集団を組織化するのに都合よかったからか。レヴァン・フウ自身の死生観もあってだろうけど。
Posted by ブクログ
先に8巻を読んでしまっていたのだが、ようやく話がつながった(^^;
リハビリに付き合っているダリルだが、正直彼女に元に戻って欲しいのか、このまま彼女だけでも幸せな時間を過ごして欲しいと思っているのか…
太田垣康男はたびたび行き当たりばったりで描き進めているのではないのかと感じる事がある
NTまで登場していくが
これを読んでいるとMLMの方にNT出るんじゃないかと予想できる
引き込まれる
本家本元アニメ機動戦士ガンダムでは結構適当に描かれたモビルスーツ戦や 連邦VSジオンの戦いなんかについて、 「本当にモビルスーツが宇宙で戦うとしたらどうなるか?兵装はどうあるべきか?」などを独自アレンジした上、 「ニュータイプについての独自解釈と展開」にて、 これまた「ジョニー・ライデンの帰還」「ガンダムUC」「逆襲のシャア」なんかとは別の 「宇宙を転覆させるかも知れない何か」を生み出して、 かなり骨太に展開していく物語に惹かれます。
感動
アニメやCGを見てるかのような躍動感。細かく書かれたコマ、ただただ素晴らしいの一言。
そして読み終えた後に、ロボットゲームをやりたくなったり、フィギュアを欲しくなる
Posted by ブクログ
敵として再会、不利な足場でのMS戦、新たな強敵を匂わせたりと、すごくガンダムっぽくて満足度高めでした。
グフからの白兵戦とかもう…。(´∀`*)