あらすじ
想いを確かめ合い、共に進む未来のことを考えるようになった桜井と蓉一。蓉一は、桜井に「父は自殺したのではないか」という長年胸に抱えていた疑念を語り始める。そんな折、屋敷林に囲まれた水川家を取り壊す話が彼らの耳に入ることとなる。この家で下宿を続けたい――初めて抱く強い気持ちに押され、蓉一は水川本家へと向かうが!?ゆるやかに紡がれるラブストーリー、ついに完結。描き下ろし&コミックス未収録作を収録した小冊子付き!
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蓉介さんにずっと感じてた違和感の正体。みんなに好かれていて、菖太や竹さんのエピソードからも人間的にすごい良い人だってことがわかる。でも息子である蓉一は父親蓉介さんのことを全然思い出してなかった。母親のことも。だから釈然としないというかしっくりこなかったんだ…と、蓉一の回想シーンを見て、納得しました。
でも最後にその理由、事情がわかり、蓉介さんの苦悩を思うとすごく切ない気持ちになるけど、同時に初めて蓉介さんという人物をリアルに感じることができたように思う。蓉一の言うように、我儘で身勝手かもしれないけど、アヤコさんや蓉一への愛を感じられてとても良かった。
柏木さんや吉冨さんは辛かっただろうなと思うけど、2人からも蓉介蓉一親子への愛が感じられて、ほんとに良い人達だなと思った。吉冨さんが園子さんにはどんな感じになるのか見たかったなー^ ^
それにしても、蓉一はもちろんほかの皆んなも桜井さんには本音を話してて面白かったな^ ^ 菖太や竹さんはわかるんだけど吉冨さんや藤本さえもけっこう桜井さんには本音で話してて。
今まで色んな作品を読んだ中で、ピュアという言葉がしっくりきたことがあんまりなくて。素直な人とか信じやすい人とか子どもっぽい人なんかに使われるけど、それはピュアなのかな?ってピンとこないことが多くて。でも蓉一はピュアという言葉がほんとピッタリだと思った。何に対しても興味がなかった分、何か真っさらなんだよね。日高先生がほんとに見事というしかない。素晴らしい。桜井さんといる時の蓉一はほんとに可愛くてたまらない^ ^ もうずっと見てたい。
一年半後の2人、そして小冊子の番外編ももう最高でした♡ 幸せでしかない♡^ ^
家を中心として広がっていくストーリーがとても素敵でした。
実際どこかにあの家があって、今も生活しているような気がするぐらい、本当に人生を覗かせてもらったような気持ちです。
桜井さんが来たことによってよういちが変わり、それに感化されて皆も変わっていく。桜井さん自信も大切なものに気づいたり。。人との出会いって凄いですよね。
結局よういちもタイプは違うかもしれないけど、お父さんと同じく皆の注目を集める人なんだと思います。
そして、みんな良い方向に向かってくれて本当に良かった。
2人だけではなく、全員の未来が見たいぐらいにどのキャラクターも好きでした。
素敵な作品をありがとうございました。
皆それぞれに葛藤があって苦しんでいたんですね‥‥。
蓉一は桜井の存在がある事で変わる事ができ、両親の死と向き合えました。
心を許せる存在って大事ですね。
菖太が、蓉一だけじゃなく自分も竹生も桜井さんと出会って変わることができたと話したのが印象的でした。
結果的に皆が前向きな日々を過ごしているので嬉しいです。
完結
花は咲くかが終わってしまいました。
蓉介が聖人ではなくただの人間だったことがわかって少し安心しました。
二人の出会いが周囲の多くの人間に変化をもたらす様子が良かったです。
感動しました
大切な人と関われたことで、自分が変わって、周りが変わって。そういうめぐりあわせの中で恋を育んで、お互いを大切にして。1巻から5巻まで通しで読みましたが、小さな恋からはじまって、育てて、家族を巻き込んで、、、、幸せな未来を想起させるラストに心が温まりました。心温まるエロシーン?もありましたよ!
Posted by ブクログ
徐々に物語がすすんでいき、無事ハッピーエンドを迎えて幸せです。
同居人など、男子キャラがノンケも多かったのは意外で、あわよくば他のカプの誕生も見たかったなあと思ってしまいました。笑
物語としてはしっかりしているものの、最後の方は甘い展開もあり、大満足な作品でした。
Posted by ブクログ
4巻の発売が2013年4月、1巻は2009年なので6年かかっての完結となりました。
私が読み始めたのは2013年11月、4巻が出た後くらいなので、リアルタイムに新刊として買うのはこれが最初で最後です。メイト通販で買ったんですが(イラストカード付き)まず開封して厚みに衝撃…これ1冊ですよね?って思った、小冊子あるとはいえ本当に厚い。
表紙は先に画像が出ていたので知っていたのですが、本当にこの蓉一くんの笑顔がとても良い。1巻の表紙も可愛らしいけどどこか仏頂面で人を寄せ付けない雰囲気があって、2巻の桜井さんも、3巻と4巻は二人で表紙にいるけど笑っていない。それが本当に花が咲くように笑い合ってて、本当に完結なんだなぁとか、蓉一くんが心から笑えるようになったんだなぁとじんわりきてしまいました。
蓉一くんの両親についての話は、死んでしまった以上残された人間が答えを出すしかないし、それを蓉一くんがどう折り合って前に進むか、桜井さんはもう人生のターニングポイント鷲掴みで頑張る大人、という感じ。
母親の話は意図的に今まで出てきてなかったので、種明かしは5巻にてなされました、ちょっと酷ですが。
どんな両親なのかぼかされてきたのが、ようやく両親ともに何を思っていたのか、完全には無理だけれど、蓉一くんにもわかるようになった。桜井さんは大人としてもう変われない、と思ってた部分を蓉一くんとの出逢いで変えられた。
後日談にあたる34話で蓉一くんの髪が!短く!
ちょい長めがずっと見慣れてたのですがこれも可愛い。
可愛い。大事なことなので二度言っておきます。
あとあれです、4巻で用意してたやつ役に立ってた!!
おめでとう赤飯用意しよう!!4巻のときにも思ったけどね!!!!
竹生さんは本当にいつか良い人が現れると良いですね…商業BLに出てくるキャラの中ではかなり結婚したい男です彼は。
ドラマCD化は2枚でお願いします、特典小冊子の箱根のやつもおまけで良いのでお願いします。
小冊子が
もう少し内容が濃いと嬉しかったです。
イチャイチャ多めが良かったかな。。
でもみんながそれぞれ前に進んでいってて希望たくさんの最後でよかった!
でもまだまだそれぞれの今後が見たかったかな。
Posted by ブクログ
大きな事件が起こるわけではないけれど、二人が幸せそうで何より。初版最終ページのモノローグ写植抜けがちょっと、いやかなり残念です。そこは物語の根幹に関わる部分だろう。