【感想・ネタバレ】回想のすすめ 豊潤な記憶の海へのレビュー

あらすじ

不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。年齢を重ねれば重ねるほど、思い出が増えていく。記憶という資産は減ることはない。齢を重ねた人ほど自分の頭の中に無尽蔵の資産があり、その資産をもとに無限の空想、回想の荒野のなかに身を浸すことができる。これは人生においてとても豊かな時間ではないだろうか。最近しきりに思うのだ。回想ほど贅沢なものはない。

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Posted by ブクログ

 回想の力、五木寛之さんはその力によって支えられてきたと。辛かった時代をくぐり抜け、苦しいときは「あの時に比べれば~」と。また、ストレスを解消するときは、嬉しかった時、幸せだった瞬間を回想していると。回想は思い出とは違って、積極的な行為であり、高齢者の特権。そして生きる力につながっている。五木寛之「回想のすすめ」、2020.9発行。

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2021年05月22日

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