二月公のレビュー一覧
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ネタバレああ、涙が、涙が止まらないよう!
なにこれ、神回じゃん!
感情を揺さぶられすぎて痛い痛い。
ほんとすごかった。
由美子の夢、プリティアへの挑戦回。
前半のオーディションに向かうまでの高揚感で、それはもうワクワクした。
彼女がオーディションで、ティアブレイブハートを演りますではなく、ティアブレイブハートですと宣言するのは、もう成り切っている証拠なのだ。
でも、まあ、そんな簡単に合格したりしないだろうなと思っていたので結果に驚きはなかったのだけど、驚いたのはその後の展開。
まさか落選だけでなく、絶対プリティアになれない残酷な選択を迫られるとは!その落差の大きさにビックリ。
そこからの絶望に落ち -
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ネタバレ表面的にはいわば文化祭編とも言うべきお話なのだけどその実、由美子が声優であることの意味を見つめ直すお話かな。
作品クールの切り替えで声優としての仕事が途切れた由美子に受験勉強のこともあり加賀崎マネージャーからオーディションを控えるようにお達しが下る。
初めて仕事を気にせず高校生活に没頭する由美子。
文化祭の準備も重なって普通の高校生活がすごく楽しい。
そこには声優の苦しさも嫉妬も焦りもなくて、このまま声優でない生活の選択肢もあることを彼女は知るのだ。
自分にとって声優とは? 大学に行くこととは?
そんな悩みに充実の文化祭を終えた彼女は、答えを出すことになる。
ラストのその一言はわかっていて -
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ネタバレいやあの、二人とも相手のこと好きすぎるだろう!
乙女たちのチームとの対決ライブを控えて絶対に負けたくないやすみと夕陽。
勝つためにはそれぞれが自分にない相手の良さを活かす必要があると、互いに絶対負けたくないくせに、フォローに回る役割を担おうとする展開。
そこに二人の相手に対する深い信頼が表れていて胸が熱くなった。
今回はどちらかというと夕陽側から見た物語だったのだけど、彼女のやすみに対する想いが語られる場面はとても愛おしいかった。
彼女が思わず”うちの相方”と読んでしまうほどに二人でいろんなことを乗り越えてきたんだ。
絶対負けたくないライバルとして、追いかけ続ける憧れの存在として。
そし -
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めくるちゃんが可愛すぎるううう~!
前回の引きから、今回はやすみたちのユニットが乙女やめくるたち人気声優のユニットとの対決話がメインになるのかと思っていたら、まさかのめくる(おしおし)回だった!
そしてそのめくるの可愛いこと可愛いこと!
いやあ、愉しい。
めくると言えば最初はかなりきつめの先輩として登場したわけだけど、声優ガチ勢が分かってからは時折見せるガチファンの姿が面白かったのだけど、今回はもう、その姿てんこ盛り!
押し声優に囲まれていきなり脳内で繰り広げられるファン語りが面白すぎてニヤニヤしてしまった。
そうして愉しんでいたらもちろんそれだけでは終わらなくて、彼女の声優としての悩み -
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ネタバレいやあ、このお話一巻ごとに、テーマというか持ち上がる問題がそれぞれ違っていて、しかもそれが実に自然な流れで現実にありそうな事で、その度にぶち当たった由美子と千佳の悩みと成長があって、好きだなあ。ほんと好き。
今回は、二人がそれぞれ新しい作品で組むユニットのリーダーを任されて、しかも由美子と千佳がライバルユニットの関係で勝負するという展開。
二人の負けられない意地はありながらも、むしろ今回は、由美子がリーダーとして自分の不甲斐なさに悩み落ち込むときに、千佳がさりげなく励ます場面が実に印象的。
ライバルってこう言うものだよね、て思った。
そして次回は二人が手を組んでさらに強敵に立ち向かう展開に -
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いやあ今回の話もとてもよかった。
やっぱり好きだなこのお話。
今回はマジ天才な後輩が現れて千佳が声優としての座を脅かされる展開。
由美子ももちろんいつ我が身の話になるかわからないわけで、それぞれがもっと上手くなろうと決意をするそんなお話。
千佳が夜の海中で雄叫びを上げる場面がとても好きだ。
悔しさと意地と誇り。そしてそれを由美子にだけは素直に見せてくれる。その信頼。
それは由美子の方にも言えるわけで、二人の関係が回を追うごとに強くなって行く様が心地いい。
いやあ、こう言う熱い想いを毎回描いてくれるところが大好きだ。
そしてそんな天才後輩に訪れる危機に、いろんな葛藤がありつつも先輩としてそれ -
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シリーズ4作目。
いやあ今回もとても良かった。
今巻はあらためてやすみと夕姫がお互いのことをどう思っているかを問われるお話。
ラジオ企画でこっそり本音を撮られたり、相手への本音をラジオで読まないといけなかったりとか、なにこの羞恥企画^^ いやこれは恥ずかしいよなあ、軽く死ねる。
そしてそれだけじゃなく、乙女のピンチに絡んでやすみに突きつけられた問いに対する彼女の答えがまたすごいんだよなあ。
ライバルとはどういう存在なのか?
夕姫に対するやすみの強い強い想いが胸を打った。
それでも、と思うのだ。そんなライバルがピンチになったら……。
乙女と紅葉はあの後なにを話したんだろうね。
話さなくても -
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いやあ3巻目もとってもよかった。
これまでの巻はアイドル声優の”アイドル”の部分に焦点が当たっていたけれど、今巻では”声優”の部分に焦点が当てられている。しかもガチだ。これはすごいなあ。
この巻で由美子は、歌種やすみは、本物の声優に向けて一歩歩き出したのだ。
思いがけないオファーから千佳と同じ作品での緊張の初収録と失敗。
真っ白になって落ち込む由美子の、でも、いいところはどんなに落ち込んでいても諦めないところ、逃げてしまわないところだ。
それはライバルである千佳がいるおかげかもしれないけれど。
彼女の演じるキャラの最後の登場回に臨む場面では上手くいくだろうかとドキドキしてしまった。
そして -
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うっわー泣いたー泣かされたー凄い良かった。
電撃『大賞』を取った一巻目も良かったけど二巻目はそれ以上に感動した。
すごいなあ。
前巻最後のやらかしからいろいろ問題ありで悩む二人なのだけど最後に千佳の母親の所為で二人とも声優をやめないといけないピンチになる展開。
やめないでいい条件に挑むラストの展開がもう感動的で涙が止まらなくなった。
それに由美子のママさんがとてもいい母親で彼女の言葉でも泣けてきた。
あと挟まれるラジオ部分の掛け合いも楽しくてほんとにラジオを聞いている気分になってくる。。
いやあ、このお話、ほんと好き。
このままの勢いで次巻も期待してます。 -
購入済み
原作の補完を越えた面白さ
上手い。単純に絵や演出も非常に上手いがそれだけでなく、複雑な心情を見事に描いたキャラクターの微妙な表情。それに、このシーンをこう描くかーと驚かされる、コミカライズとしては原作を補完する以上の魅力あふれる作品となっている。
印象最悪相性最悪から始まり、少しずつ変わっていく二人の関係の尊さ。そして仕事に対する意識。
このコミカライズと原作小説、両方読むとさらに作品が面白くなる。 -
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ギャルの佐藤由美子と根暗ボッチの渡辺千佳が、声優の歌種やすみ、夕暮夕陽としてラジオ番組をやっていく。
声優3年目であまりいい役をもらえてない歌種やすみは、売れっ子新人声優の夕暮夕陽の実力を認めながらも嫉妬し、夕暮夕陽は周りの人とすぐ仲良くなれ実力もある歌種やすみを認めていた。
最初はすごくぶつかり合いながらもお互いに認め合い、コロッケ食べたり、オムライス作ったり、お風呂入ったりして少しずつ仲良くなってく。
しかしファン?の暴走でyoutubeでプライベートを特定される夕暮夕陽。それをラジオの生放送でかばう歌種やすみ。
久々になろう系ではなく、わりとまともにキャラとストーリーをちゃんと書けてる