信仰
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信仰

710円 (税込)

3pt

信じることの危うさと切実さに痺れる11篇

「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」

好きな言葉は「原価いくら?」
現実こそが正しいのだと強く信じる、超・現実主義者の私が、
同級生から、カルト商法を始めようと誘われて――。

世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の11の短篇+エッセイ。
表題作は2021年シャーリィ・ジャクスン賞(中編小説部門)候補作に選ばれました。

文庫化にあたり、短篇小説「無害ないきもの」「残雪」、エッセイ「いかり」を追加。
書き下ろしエッセイである「書かなかった日記――文庫版によせて」を巻末に収録。

〈収録作〉
「信仰」「生存」「土脉潤起」「彼らの惑星へ帰っていくこと」「カルチャーショック」「気持ちよさという罪」「書かなかった小説」「最後の展覧会」「無害ないきもの」「残雪」「いかり」

単行本 2022年6月 文藝春秋刊
文庫版 2025年5月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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信仰 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    鼻の穴のホワイトニングとか「ロンババロンティック」とか「ヒュポーポロラヒュン」とか…言いにくいのになんかいい感じの言葉。わけわからん概念が出てきても、それが受容されている世界線。村田沙耶香さんだな…

    「生存」や「書かなかった小説」は若干ありうる世界線で怖かった。格差社会、クローン、、いろいろ考えた

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    短編がたくさん入っている本。
    サクッと読める。

    中でもやはり信仰がよい。だます、だまさない。
    信じているもの…疑っているもの。
    人それぞれの基準があって、
    何が信仰と呼ばれるものなのか。

    一人ひとりの尺度や考え方が必要なんだなと思う。
    私もそうだけど、平均的、一般的な意見は言えるけど
    それって自

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    信仰、面白かった。
    現実しか信じられない人が無理やりカルトにハマろうとする話。新しい。。
    「原価いくら?」が口癖で現実を見せてくる友達、確かに嫌だわ笑
    屋台メシとかディズニーとか旅行先で買った訳分からんストラップとかって、原価とかそういう現実的な部分以上に思い出だったり楽しみだったりがあるんよね。笑

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    ただの野菜を宇宙パワーが宿った野菜と信じて食べる人もいれば、クリスプサラダワークスの1500円のサラダをお洒落さながら食べる人もいれば、そんなもん自分で作れば500円だろと言う人もいる。
    私は3つ目側の人間で自分を合理的で賢いと思っている節があるが、1個目の人とも2個目の人とも根本は変わらないのかも

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    エッセイも含まれてた。個人的には、「生存」が好きだった。最後の方は村田さんのエッセイなんだけど、本人の心の葛藤と日常の鬱憤が作品に表れてる訳がわかった気がする。やっぱり村田さんだからこそ書ける作品、価値観が好き。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    短編とは知らなかったのですが、どの話も村田沙耶香の世界観が出ていて恐ろしくもあり、所々で共感している。
    人間という生き物の愚かさや汚さを見せているのに、このひとは人思いで愛し方を知っているのだろうと思わせる。



    私は『多様性』という言葉で自分を騙し、私と同じように、『奇妙さ』を殺しながら生きてい

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    待ちに待った『信仰』の文庫化!

    表題作「信仰」は、何気ない日常からのラストの展開はこれぞ村田さん!という感じで楽しめました。

    1番グサグサ刺さったのは「気持ちよさという罪」。
    物語というよりエッセイなのかな。
    「個性」とか「多様性」という言葉に対する小さい頃からの戸惑いが書かれていて、『自分にと

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    小説の世界を漂っていたかったが、不意に現実に引き戻された為、混乱した。

    小説を読む時は物語世界にどっぷりと浸かりたい。あっちの水は甘〜いぞと使っていたら、現実が入り込んできてあっぷあっぷした。

    世界的なタイアップがあり、それに寄せてっていうのはあるのかもしれないが、小説と随筆は一緒くたにしないで

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの作品は2冊目。
    短編集で毎回冒頭で世界観の理解に追いつくのに少々時間がかかった。
    昔好きだった星新一さんの本を思い出すような話の雰囲気が多い。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    本書は、タイトルにもなっている「信仰」を含む11篇の短編から構成された作品集である。読み進めるごとに、村田沙耶香が構築する特異な世界観に徐々に引き込まれる一方で、その独自性ゆえに読者の理解や共感を試すような側面も感じられる。作品全体として、明確に読む人を選ぶ傾向があり、その意味では極めて個性的で挑戦

    0
    2025年05月24日

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