香君1　西から来た少女

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ファンタジーだけど、外来種や遺伝子組み換え作物、気候変動など現実にもある問題を暗示しているような、奥深い設定。
さすが、面白すぎる……

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めっちゃ面白い。
シンプルに物語が面白く、険しいシーンもあるものの優しい雰囲気を感じる。稲の情景のせいだろうか？
登場人物みな性格がよく、聡明で読んでてストレスがない。
設定や作中の世界情勢が読んでるうちに分かるようになってるのも良い。
誰かに本をオススメするならこれだな

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上橋ファンタジーは自然との共生を毎回考えさせられる。人間のエゴや傲慢さが蓄積して厄災として返ってくる。そんな物語が生き方を考えさせる。

香君は香りをシグナルとして農を守る人たちの物語。この巻はまだ物語の序章で類稀な香りを感知する能力をもつアイシャと香君との出会いが描かれる。イッキ読み間違いなしの面...続きを読む白さ。

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池澤春菜さんの紹介から気になり購入しました！

読書初心者の私でも頭の中に情景が浮かび、読む手が止まらなかったです。初めの数ページを読んだときは「あー難しいのに手をつけてしまった〜」と思いましたが、図や説明を読み返しながら段々と理解ができました。

春先の暖かい太陽の下で読みたい物語でした。
早速(...続きを読む2)を購入しに行きます~

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映像を見てるかのような細かい描写だった
設定に慣れてきてこれから物語が動く！ってところで終わったので早く2巻を買わないと…
これからの方はまとめ買いしてから読み始めるのをおすすめしたいです…！

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本屋で平積みされていて気になり購入。
初めての上橋菜穂子の作品のため読みきれるか不安でしたが読み始めてすぐにそんな不安は吹き飛びました。
続きが気になり毎日少しずつですが読み続けました。読みだしたら止まらない！続きが気になってしまいます。

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バタフライ教室のオオブチさんからの本。

久々の上橋菜穂子。
ダメだ。
もう、速攻で上橋菜穂子ワールドに突入して出られなくなる。
どうしてこう、ありえない世界なのに、
あぁ、あそこね。
わかる、あの山は、、、
って思うくらい身近に感じるのか。
初めて読む世界なのに、ほんの数行で

あぁ、あそこの国っ...続きを読むてそうだよね。

って思うくらいに想像できて、しかも、当たり前かのように話が進むことに違和感を覚えないほどにどっぷりと上橋菜穂子の世界に浸ってしまうのか。
いつのまにか、上橋菜穂子の頭に住んでる私。

そして、目が離せないのよ。
先が気になって。
4冊セットでもらったんだけど、、、
これは読み終わるまで勉強が手につかないやつではなかろうか、、、、、、

#上橋菜穂子
#上橋菜穂子ワールド
#2行で到着
#あそこね
#山の描写
#目の前に見える
#森から出られなくなる
#なんでなんだろう
#初めて読むのに即座に物語に入り込む
#すごいのよ
#ファンタジーなんだよ！
#考えたこともない世界に飛ばされる
#離陸から2分

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久しぶりにファンタジーを読んだ。

香君と呼ばれる、香りで世界を知ることができるとされる神の写し身が存在する世界のお話。そして、初代の香君が異郷から持ち帰ったとされるオアレ稲。そのどんな環境でも育ち収量がおおい奇跡の稲といわれる作物を中心とした物語。奇跡の稲と呼ばれながら、それに依存した農業で生き、...続きを読む統治がなされる帝国。
その依存から生まれる悲劇に対し、香りで世界を感じ取れる少女が中心に立ち向かっていく物語。

幼なじみが図書室の先生におすすめされて読んでるのを見て、読み始めた「守り人シリーズ」に始まり、「獣の奏者」や「鹿の王」その他、守り人シリーズより前の作品もほとんど読んだ。

そんな上橋菜穂子さんの最新作。
昔は、すぐファンタジーの世界に入っていけたのに、しばらく世界観に入っていけずに、自分も現実世界を生きるようになったのだな、あまり、純粋な妄想しなくなったんだなと、ある意味成長を感じながら読み進めた。

ただ、やはり、上橋さんはすごい。主人公の名前から、不思議な能力や現象がある世界の、文化を作り出し、地名を作り出し、そこに、現実の世界でも通用するような政治的、宗教的なパーツを埋め込んでいく。
上橋さんの作品には、神秘的な自然の描写を行う場面が多くて、今回も数多くあった。そして、それが目に浮かぶように、頭の中で描ける位の情景描写力があって、読んでて楽しい。


読んでいて、日本の無宗教文化は人々が、誰かのせいにせずに、自分たちの力で、知識で生きてきた証なのではないかと思った。物語の中で、香君と呼ばれる、香りで森羅万象を読み取り導いてくれるといわれる神の写し身のような存在がいる。人々は、香君を崇拝し、農作物が育たない場合は救いをこう。一方、育たない場合は、香君さまの力が弱いからだと、自分たちが悪くないという逃げ道にも使う。

これは、昔の日本にも通づるところがある気がする。最近平安時代の大河ドラマを見たが、その時代は、病気や災害が起きた際、仏教の力や神（帝）の力に頼り、祈りを捧げることで、切り抜けてきていた。誰かのせいにしたり、誰かが助けてくれると縋ることで生きていたとも取れる。

しかし、時代が進むにつれて、日本は無宗教となった。祈れば救われるという考えを持つ人は少なくとも私の周りにはいない。

最後の砦のような、全国民が等しくすがれるものは無い。すごく救いのないことかもしれない。しかし、自ら知識を得て、対応策を練り、なにかに縋ることなく生きてきた証とも取れるのではないかと思った。


ひとつの国で、オアレ稲というものを中心にしながら政治的、宗教的、科学的全てが綯い交ぜになりながら、それでも人々は生きるための選択をしていく様は、とても美しかった。


おわりに、想像力豊かな集合体恐怖症の方にはあまりお勧めしません。

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4巻までの感想含みます。おもしろかったー！久々に寝る時間を削って最後まで読み切ってしまいました。常人が感じ取れない動植物の香りを感じることができる主人公アイシャの見る世界に引き込まれ、現香君として生きるオリエの優しさと覚悟に惚れました。オアレ稲の存在にそわそわし、蝗害が迫りくるシーンはゾクゾク！生き...続きを読む物全てが巡る輪の中にあり、人間もその一部なんだよなあと感じさせられました。

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香りの声が聞こえる少女を主人公に国を救ったオアレ稲の真実に迫る物語。『獣の奏者』をアニメで観てから原作を知り読んだことがきっかけで本好きになりました。そんな私にとっては読む前から面白いのは間違いないと確信。ファンタジー特有の華やかさと壮大さに加えて、登場人物も魅力的。少しずつ明らかになる事実にワクワ...続きを読むクしてページをめくる手が進む。ファンタジーものはスケールの大きさから内容が複雑だったり想像が難しかったりするものの、こちらはとても読みやすい。内容が薄いわけではないのに理解しやすくて、面白いって感情だけでスラスラ読める。ファンタジーを読んだことがない初めての人にオススメしやすい。