作品一覧

  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉
    4.0
    1~5巻737~759円 (税込)
    第六天魔王・信長の首、頂戴つかまつる!  元亀元年(一五七〇)六月二十八日(新暦七月三十日)、浅井・朝倉勢と織田・徳川勢が激突した姉川の合戦が、弓の名人・与一郎の初陣だった。父・遠藤喜右衛門が壮絶な戦死をしてから三年、家督を継いだ与一郎と、郎党の大男・武原弁造は、主君・浅井長政率いる四百の兵とともに巨大な山城・小谷城の小丸に籠っていた。まさに風前の灯だった。長政には、信長の妹で正室の於市との間に、五歳の長女・茶々以下三人の女子があり、於市ら四人を織田方に投降させるという。だが、十歳の万福丸と乳飲み子の万寿丸は、信長とは血の繋がりがない。信長は決して男児を許すまい。万福丸を連れて落ち延びよ。主命とはいえ、浅井家が果てようという時に、自分一人生き残るなど、与一郎には、及びもつかない。だが、死にゆく主人から嫡男を託されて、古風も美意識も矜持も吹き飛んだ。浅井家再興がなるまで守り抜く。与五郎と改名させた万福丸を弟に仕立てて、小谷城脱出を決行する与一郎。供は、元山賊の頭目・武原弁造ただ一人。天正元年(一五七三)旧暦八月二十八日未明、三人は敦賀を目指して出立した。
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    3.6
    1~15巻693~759円 (税込)
    喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。だが時悪しく一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意する。立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?
  • うつけ屋敷の旗本大家
    3.0
    1~3巻647~679円 (税込)
    大矢家当主・小太郎は、堅物の朴念仁。甲府から五年ぶりに江戸へ帰ると、博打で借金を作った父・官兵衛が、返済のために邸内で貸家を始めていた! しかも住人は、借家で賭場を開くゴロツキや、倒幕思想を持つ国学者など曲者揃い。そんな時、老中から条件付きで、小太郎の出世を約束してもらうのだが――。常識破りの親子バディシリーズ始動!
  • 羆撃ちのサムライ (1)
    完結
    -
    全4巻750~799円 (税込)
    明治二年、北海道がまだ蝦夷と呼ばれた頃。箱館戦争で新政府軍に敗退した旧幕府軍の伍長・奥平八郎太は、兄の喜一郎そして戦友の佐吉とともに、箱館のはるか北の遊楽部の森に落ち延びる。深手を負い衰弱する八郎太と佐吉は、このまま犬死にしても意味はないと兄一人を逃がす。だが、その直後に300kg超の巨大な羆(ヒグマ)に襲われてしまう。羆に殴られ森の中で昏倒していた八郎太は、羆撃ちを生業とする元庄内藩士・鏑木十蔵に救われ……すべてを失った敗残兵が北の大地を舞台に羆撃ちとして再生するビルドゥングスロマン。
  • 人撃ち稼業
    3.4
    1~3巻704~748円 (税込)
    時は天保十二年。丹沢で熊獲り名人と呼ばれている玄蔵は、恋女房の希和とふたりの子どもと共に幸せに暮らしていた。そんなある日、御公儀徒目付の多羅尾と名乗る武士が突然玄蔵の元にやって来て、「お前、江戸に出て武家奉公をしてみないか」という。どうやら己の鉄砲の腕が欲しいらしい。とんでもないと断ろうとした玄蔵だが、「お前の女房は耶蘇なのか」と脅され、泣く泣く多羅尾と共に江戸へ……。孤立無援の玄蔵を待ち受けている苛酷な運命とは!? 人気作家による、手に汗握る熱望の書き下ろし時代小説、新シリーズ。
  • どうした、家康
    4.0
    1巻748円 (税込)
    人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
  • 羆撃ちのサムライ
    4.0
    1巻913円 (税込)
    時は幕末。箱館戦争で敗れ、傷を負いつつも蝦夷の深い森へ逃げ延びた八郎太。だが、そこには──全てを失った男が、厳しい未開の大地で羆撃ちとなり、人として再生していく本格時代小説!
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

    Posted by ブクログ

    舞台は小田原合戦。今度は北条規氏との深く交わる。大物との絡みが当たり前になってきて、雑兵時代の生死をかけた生き様とは違い、政治の駆け引きが面白い。ラストでは辰蔵が負傷し、綾女とも再開し、どうなる、茂兵衛?

    0
    2025年04月18日
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

    購入済み

    長いシリーズ。勢い落ちず手が止まらない。戦闘の描写がますます真に迫るものになっている。早く続きが読みたい

    #アツい

    0
    2025年02月02日
  • 天王寺忠義 北近江合戦心得 〈四〉

    Posted by ブクログ

    長篠の戦いで武田に大打撃を与え、織田信長は安土城の建設を始める。肩を脱臼し秀吉の不況を買った与一郎は秀吉の弟長秀に仕えることとになり、また許嫁であり自分の命を狙った於弦が家臣として加わる。そんな中信長の元に木津砦が本願寺勢に襲われ塙直政が討死、明智光秀の守る天王寺砦にも危機が迫っているとの急使が来る。信長を守る役目を果たすべく与一郎は大阪の地に向かう。舞台は長篠の戦いから石山合戦へ。

    0
    2025年01月05日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

    いよいよ関ケ原。上巻はその「前夜」の諸将の動向だ。福島正則ら七将が石田三成を襲撃し、五大老筆頭の家康が調停する。その実務レベルで茂兵衛が活躍するのは、なんとも嬉しい。著者による各武将の性格描写が、世間一般に広がる印象と違っているのも楽しいところだ。本書終盤では、秀頼の重陽の節句を祝うために大坂城に滞在中の家康が襲撃される。史実ではないだろうが、西の丸に家康が居座る口実にするとはなかなか。この暗殺未遂で茂兵衛は瀕死の重傷を負ってしまうが……。これで関ケ原の戦いのお膳立ては整った。下巻を待つ!

    0
    2024年12月21日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

    もへーーえ会いたかった(^^)読み始める前にまず次巻があるかどうか確認してしまった。とにかく完結してほしくない(ToT)
    2、3ページごとにクスっと笑えるこのシリーズホント好き。出っ歯の娘婿ちゃんもナイスガイです。

    0
    2024年12月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!

OSZAR »