作品一覧

  • だから、野球は難しい
    4.0
    巨人・原辰徳、名将・野村克也に仕えた現役監督が明かす、今勝てるチームとは? どんなに人間的に素晴らしく、選手から「いい人」と思われていても、肝心の勝負ごとに勝てなければ、指導者として失格の烙印を押されてしまう。 とくにプロ野球の世界は、プロであってアマチュアではない。「選手を育てること」と同時に、「勝つこと」も求められている。 この2つのミッションを貫徹するためには、選手たちに対して厳しい面をどう植え付けていくのかを考える必要がある。 また、どういった考えのもとにチームを動かしていくのか、監督とコーチが考え方を共有していなくてはならない。結果を残せなければユニフォームを脱がざるを得ないのは、選手もコーチ陣と同じ条件ではある。 それだけに監督は、「今の時代に合った指導法」を確立したうえで、チーム運営にあたらなくてはいけないと思っている。 本書では、私が2012年から14年までの3年間、巨人のコーチとして在籍していた時代のことを中心に、勝ち続ける要素とは何だったのか。 さらには令和の今の時代の選手たちに会った指導方法についてを、余すことなく語っていくことにした。 巨人時代に一軍監督として指揮していた原辰徳さんは、勝利に対する執念がものすごかった。 監督晩年は采配面で批判されることもあったが、「ここが勝負どころだ」と見極めたときに発揮される決断力に驚かされることは、一度や二度ではなかった。そのあたりも紐解いていきたい。 同時に本書を通じて、野球の持つ魅力や奥深さ、難しさについて知っていただくことができれば、このうえない喜びである。 オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督 橋上 秀樹(本書 はじめに より) 【内容】 第1章 私が巨人に戦略コーチとして呼ばれたワケ 第2章 私が経験した原野球 第3章 監督になって知ることのできた野球の難しさ 第4章 選手のやる気を引き出すアドバイス 第5章 原さんと野村さんの采配面での大きな違い 第6章 優勝するうえで必要な要素とは 第7章 「野球といえば巨人」の時代が終わったからこそ
  • 阿部慎之助の野球道
    3.0
    2024年シーズン、満を持して 監督就任決定!! 阿部慎之助の新体制を知るには まずは本書を読むべきだ! 阿部慎之助本人が初めて語る 巨人軍一筋、野球道の真髄。 安田学園高校の先輩であり 一軍戦略コーチとして リーグ3連覇と 阿部の打棒復活に貢献した 橋上秀樹との対話から紐解く。 現役生活19年に加えて 二軍監督、ヘッドコーチとして 支えてきた常勝軍団は 阿部慎之助にどう映ったのか。 そして球界屈指の名参謀は 後輩の成長をどう見てきたか。 ジャイアンツの至宝の考え、 野球論を知る、ファン必読の書。 <本書の主な内容> ・「キャッチャー目線」で考えた長嶋監督 ・阿部の送りバントと相手ピッチャーの反応 ・巨人での采配を夢見ていた野村監督 ・工藤、桑田……捕手を鍛える投手の思考 ・村田真一を押しのけての一軍起用 ・森友哉のどこに期待をするのか ・巨人の某先輩いわく「フェラーリを買いなさい」 ・古田と正反対「打たれたら引きずるタイプ」 ・大田泰示が日ハムで成功した脱・巨人流 ・内田順三、弘田澄男の鬼コーチからの学び ・球数制限の時代にピッチャーを成長させるために ・練習せずとも結果を出していた天才肌の某選手 ・「余力を持って引退したこと」のメリット ・いい当たりのアウトよりどん詰まりのヒット ・金城龍彦の打棒はまったく読めなかった ・投手となぜか目が合う打席 ・原監督と2人だけしか知らない「あのサイン」 ・常に最悪な状況を考える「マイナス思考」 ・シフトを敷かれるのは好打者の証 ・究極は「オレが投げて打たれたわけじゃない」 ・かつては「ポテンヒットの阿部」だった ・あえてフライを打つ松井秀喜のティー打撃 ・「あの名選手はオレが育てた」と言いたがる者 ・スタメンより代打でホームランが難しい ・内川聖一がチームバッティングをする意味 ・スタンリッジは無条件に苦手なピッチャー ・柳田悠岐のマン振りをマネする者へ ・WBCで見せた中田翔の打撃創意工夫 ・必要なのはチーム打率ではなく得点力だ ・巨人とソフトバンクの差はどこにあるのか ・ひざをかすめた大谷翔平の「162キロ」 ・甲子園における巨人軍と阿部はヒールか ・コロナ禍の異例シーズンで巨人が好調な理由 ・杉内、村田ほかFA移籍組を含むコーチ陣 ・大学生を相手に敗北した巨人二軍 ・二軍全員に「送りバント」のサインを出す! ほか 阿部慎之助の野球人生との交錯 橋上秀樹 第1章 プロフェッショナルとは何か 第2章 巨人の二軍選手をどう鍛えるか 第3章 キャッチャーが背負わされた運命 第4章 バッティングはチームのためか己のためか 第5章 巨人軍と阿部慎之助の未来 野球道を極めるために 阿部慎之助
  • 常勝チームを作る「最強ミーティング」 プロ野球監督に仕える「参謀」の役割
    3.5
    常勝チームを作る「最強ミーティング」 プロ野球監督に仕える「参謀」の役割 橋上秀樹著 稲葉篤紀推薦!! 「状況ごとに、細かいデータを求める」楽天・野村克也監督 「非情と情を持ち合わせる」巨人・原辰徳監督 「選手の能力をとことん信じる」西武・辻発彦監督 監督と選手から信頼を得る「参謀としてのあり方」「参謀との立場とは」 プロフェッショナル戦略コーチが明かす野球界における参謀の存在意義 “名将の思考”と“今の時代に求められる指導者像” 【目次】 第1章 今の時代、「参謀」に求められるスキルとは 第2章 3人の常勝監督が参謀に求めたもの 第3章 プロ野球における「戦略」の重要性 第4章 戦略が必要な選手、必要のない選手の違いとは 第5章 優勝するために必要な参謀の能力とは 第6章 選手から慕われる指導者、選手に拒否される指導者の違い
  • 参謀論 プロ野球最強コーチの「組織と人を動かす」言葉
    -
    1巻1,386円 (税込)
    プロ野球における作戦の主導は監督よりもむしろ戦略コーチ、作戦コーチによるところが大きい。監督に指導を一任され、選手からの信頼も厚い参謀として、強いチームを育て上げた著者の持つ、強い組織の作り方、選手をその気にさせる育て方、人の器の見抜き方等を、実地のコーチ経験に基づきながら語り下ろす。常勝軍団を作り上げていった過程は、ビジネスパーソンにとっては組織の中核を担う者に求められる要素を知るテキストにもなる。
  • だから、野球は難しい

    Posted by ブクログ

    2025年から巨人軍にコーチとして復帰する筆者。今年の6月に出版された本があったので読んでみた。
    野村監督の参謀役としの経歴は別の本に。野村監督より原辰徳監督の采配について多く記載。奇策でなく正攻法、横綱相撲を取らざるを得ない巨人軍の事情、ただし原監督の勝負師としての実力は強く認めている。
    前回の巨人入りはあの清武英利氏のお膳立て。今回はおそらく阿部慎之助監督の高校の先輩という関係から三顧の礼で迎えられたのだろう。
    捕手としてヤクルトの采配を直に見てきた阿部監督だからこそ橋上作戦コーチと共に相手の嫌がる野球を展開することだろう。

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    2024年11月19日
  • 常勝チームを作る「最強ミーティング」 プロ野球監督に仕える「参謀」の役割

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    楽天、巨人、西武でヘッドコーチや作戦コーチを務めた橋上さんによる参謀論。
    野村、原、辻という3人の監督に仕えたエピソードがまず面白い。状況ごとに細かいデータを求める野村、必要な時にしっかりとした意見を求めてくる原、基本的には自分で采配を振るう辻。参謀は、それぞれの監督の個性に自分を合わせつつ、意思の疎通を図り、意見の相違でチーム内に混乱が生じることを避けなければならないという。
    昔はパワハラの温床だったという野球界も、今は世の中の流れに逆らえず、選手の人格を尊重しコミュニケーションを重視するように変化しているという。そんな中で氏が接した一流選手や、指導者として残っていくことを予感させる人格者の

    0
    2020年11月10日
  • 阿部慎之助の野球道

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    もう少し、慎之助のリード面の工夫とかバッティングのエピソードが豊富に盛り込まれているかと思ったのですが、やや物足りない印象もありました。

    二軍監督に就任した1年目の9月(2020年)に書かれた本でもあるので、監督としての葛藤ややりがい、というところも少し希薄でした。

    とはいえ、物心ついたときから巨人の扇の要としてマスクを被り続けていた背番号10は、やはり僕にとってはヒーローですし、いまは(2024年9月26日)一軍監督就任1年目でM4と優勝に向かって歩みを進めています。
    現役時代と変わらず、指導者としても長くジャイアンツを支えて貰えるよう、引き続き応援しようと思える対談集ではありました。

    0
    2024年09月26日
  • 阿部慎之助の野球道

    Posted by ブクログ

    読売ジャイアンツの選手として活躍し、現二軍監督の阿部慎之助氏とコーチとして阿部選手を支えた橋上秀樹したの2人がジャイアンツについてや選手の育成、守備や打撃の理論などを語った一冊。

    選手として捕手で2000本安打と400本塁打を達成した守りだけでなく打撃にも秀でた阿部選手のキャッチャーとしての配球術や試合に向けての準備、自主トレについてなどの野球観を本書で知ることができました。
    また、コーチとしてプロ野球選手としての厳しさを伝える姿勢やジャイアンツの勝利の重みや重責を知ることもできました。
    長嶋終身名誉監督や原監督など阿部氏自身が共にプレイした監督や選手のエピソードも知ることができました。

    0
    2021年05月07日
  • 常勝チームを作る「最強ミーティング」 プロ野球監督に仕える「参謀」の役割

    Posted by ブクログ

    実際の選手・監督とのエピソードが多く内容は面白かった。印象に残っているエピソードは、巨人村田の話と原監督が小笠原を外すときの話。
    ただタイトルの「常勝チームを作るミーティング」の話があったかと思うと???って感じやし、全体的に参謀(ヘッドコーチ)の話と指導者全般の話が入り混じってたから、もっとヘッドコーチよりの話があれば面白かった。巨人時代の戦略コートって普段どんなことしてたのか?ほかのチームのヘッドコーチとは何が違うのか等。

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    2020年09月26日

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