辻森惺の作品一覧
「辻森惺」の「すべて灰になっても」「あやかし温泉奇譚綺譚」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
辻森惺、永森裕二『ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋』竹書房文庫。
ピカレスク映画脚本のノベライズ。
たまに映画のノベライズ小説を読むが、大概の場合はハズレが多いのだが、これは予想に反してなかなか面白い。
地方の寂れた港町の路地裏で、銭形富男と静香の兄弟が切り盛りする居酒屋『銭形』。
この居酒屋には秘密があり、深夜0時からトサンの違法な高金利で営業する闇金業に姿を変えるのだ。金を貸す相手を見極め、徹底的に取り立てる銭形兄弟。そこに元ボクサーの八雲が加わる。
頭脳派の兄・富男と肉体派の弟・静香という設定は、たなか亜希夫の『軍鶏』に登場した『どぶ組』にも似ている。
キャバ嬢に半グレ、ヤクザ
本編より好み
2巻までの読んでの感想。
某尼で厳しい評価されていたので覚悟して購入しました。
実際に読んでみると、『たとえ灰になっても』のように
いきなりな展開で
「は?」
とらならないので自分好みでした。
絵が劣化しているので、そこは好みがわかれそうです。
これが駆け引き?
4巻まで通しての感想。
ストーリー自体は自分好みで楽しく読める。
だがゲームに関与しないと言っている
『天使が特定のキャラ』にミスリードや誘導をして
そのキャラを敗北させているように見える。
これが心理戦かというと疑問が残る。
本当に天使がゲーム自体に関与しない心理戦だったら
もっと良かったような気がする。
勝った側の描写が見たかった
『たとえ灰になっても』のスピンオフなので
結果がわかっているのだけれども
敗北者側の話をメインに進められているので面白くなかった。
本作は、ゲス側視点でなく正直者側視点で進めていく気なのかもしれない。