作品一覧

  • ヤマケイ文庫 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち
    4.0
    戦後、大衆登山黎明期に、北アルプス最奥部で暮らした人々のさまを活写した 『黒部の山賊』(伊藤正一・著)。 このベストセラー山岳名著に登場する愛すべき山人(やまど)、 知られざる「黒部の山賊」鬼サその人が語る山の民の生活譚。 大自然に生きた生活者が披露する、今や失われた山語り・猟語り、そして自分語り。 巻末に解説「山の賢者」(池内 紀)を収録。 <内容> ボッカ・ガイド・遭難救助 ボッカ/ガイド/遭難救助 イワナ釣り 職漁/イワナ釣り談義 猟師 小物猟/クマ/カモシカ/根拠地と荷揚げ/カモシカ狩り・そもそもの初めから/ 犬を使うカモシカ狩り/犬のいないカモシカ狩り/吹雪とナダレ/カモシカ追いと事故/ 鬼サのなげき/附・炭焼き あとがき 解説 山の賢者(池内紀)
  • 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち
    4.0
    知られざる「黒部の山賊」その人が語る失われゆく山の民の生活賦。 「黒部の山賊」のひとりが語り尽くす、山のこと、自分のこと、暮らしのこと。 2014年のベストセラー『定本 黒部の山賊』(伊藤正一・著 山と溪谷社)の人気登場人物・鬼窪善一郎氏が語る、幻の書。新編として、山と溪谷社より刊行。 ボッカ、ガイド、遭難救助、イワナ釣り、猟師、カモシカ猟、炭焼き・・・
  • 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち

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    ネタバレ

    何十年か経って、私の職業人生を振り返っても、こういう語りはきっと出てこない。その日その日で、いっぱいいっぱいになりながら対応しているけど、言ってPCに向かってるだけだし…。ギリギリの勝負をしながら、生きてる!と強烈に感じることをほんの少し追体験させてもらった気になった。今はもうないだろうこの暮らし、豊かになった代わりに私たちが失ったものにロマンを感じてしまうけど、やっぱり生き抜くことで精一杯の厳しさもひしひし感じる。

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    2021年01月28日
  • ヤマケイ文庫 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち

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    『黒部の山賊』から。鬼窪さんすごすぎる。身体が丈夫なのはもちろんだけど、勘がものすごくよかったのだろう。一昔前の山の話なので読み物として面白い。アクシデントに見舞われてもその場でなんとかする姿勢を見習いたい。

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    2025年05月11日
  • ヤマケイ文庫 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち

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    鬼窪善一郎『新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち』ヤマケイ文庫。

    戦後、北アルプス最奥部で暮らした人びとを描いた伊藤正一の『黒部の山賊』に登場する山賊鬼サと呼ばれた鬼窪善一郎が自らの言葉で語る山の生活譚。

    日々、自然を畏敬し、自然から活きる糧を得ながら自然に学び、自然の中で自然と共に暮らす山人の暮らし。我々現代人が失った正しい人間の暮らし方なのかも知れない。

    ボッカ、山岳救助、渓流釣り、狩猟と自然と共に活きた鬼窪善一郎の貴重な体験談が本人の語りの聞き書きにより描かれる。

    1989年に刊行された作品の復刻。鬼窪善一郎は1914年に生まれ、1996年に亡くなっている。

    定価880円

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    2021年08月30日
  • 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち

    Posted by ブクログ

     「定本 黒部の山賊」に登場する、大町最後の猟師が語る北アルプス。

     ボッカとして山に入り、ガイド、遭難救助で山と生きてきた。
     黒部川でのイワナ釣り、そして北アルプスを知り尽くして縦横無尽に熊やカモシカを追った。

     厳冬の雪山で獣を追い、山に入る。
     山での生き死には山人としての経験からの判断がモノを言う。

     かつて、日本中にいた猟師たちの、最後の生き残りが山を語る。

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    2017年07月30日
  • 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち

    Posted by ブクログ

    『黒部の山賊』を読んでからコチラを読んだので、出てくる人々の名前と顔、関係性もすぐ一致してわかりやすかった
    が、やはり語りなので方言がいっぱいで何となくこう言うことかな?といった感覚で読み進めなければいけなかったのでとても疲れた
    後半同じカモシカ猟の話ばかりだったのでちょっと飽きてしまって流し読みになった
    また読みたくなったら読み返すことにしよう

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    2024年08月05日

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