中山星香の作品一覧
「中山星香」の「妖精国の騎士(アルフヘイムの騎士)」「妖精国の騎士 Ballad ~継ぐ視の守護者~【電子単行本】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中山星香」の「妖精国の騎士(アルフヘイムの騎士)」「妖精国の騎士 Ballad ~継ぐ視の守護者~【電子単行本】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
岡山県立倉敷青陵高等学校卒。1977年『ヤーケウッソ物語』でデビュー。作品に『日ペンの美子ちゃん』、『妖精国の騎士』、『花冠の竜の姫君』などがある。
妖精国の騎士Balladからの続きで、あの短編でローゼリィが語った通りのシーン「ローラント兄さん神様の贈り物だよ」の発現が見られたのは嬉しい。懐かしい面々に会えるのも。次世代たちは可愛いらしいし。シェンの様子にはちょっと考えこんでしまったけれど、ローラントは根気よく、Balladで誓った通りの変わらずの愛を伝えてるんですよね・・。
やりきれなさ半端ない。
最初に「はるかなる…」を読んだ時は、災いをもたらす女神を封印できてめでたしめでたし。だったんですが。
そのあと、「アルフヘイムの騎士」を読んで、ローゼリィの命と引き換えにルシリスを封印したその後の物語だったと知り。
やりきれなさがほんと半端ない。
ローゼリィには、アーサーと一緒に年をとって欲しかったし、時にはローラントと一緒になんかしたりして、幸せに暮らしてほしかった。
なぜに彼女だけがあんなに凄惨な運命を背負わなければいけなかったのか…。
いや、フィクションすけど。
ローゼリィとアーサーを亡くしてからのローラントの人生も、どこか切なさがにじみ出てるし…。
まあ人間味があると言え
この巻が大好き
話がたくさん動き見どころも多く、この3,4巻あたりが読み返す回数かなり多いかもしれません。
緑の君の庇護下から出て、人間の戦いの世界へと戻るここからが本編、今まではプロローグとのことでした(あとがきで)。
緑の館へ
前半はひたすら逃亡劇が描かれて読み返すには辛い巻。でも苦しいシーンの合間に重要な出会いの場があったり、妖精王とのちょっとした交流が描かれたりするので読み逃すには惜しいです。かなりのネタバレになりますがこの巻で別れたと思っても先に感動の再会がありしかもある人物にいたっては再登場からの正体を明かすのがいつ頃だろ50巻近く?という展開があり(これはやられた~と思いました涙)侮れません。
緑の館での日々は長い物語の中でも何度も読み返した好きな場面の一つ。魔法を習得していく段階が新鮮でした。詩的な言葉遣いや心情を吐露するモノローグまでもが流麗で美しいです。