さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集

さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集

1,881円 (税込)

9pt

傷付き、傷付けながら自分を取り戻す少女の姿が話題をさらった「さようならアルルカン」、一人の少女失踪から明らかになる孤独と傷、そして再生を描いた衝撃の文庫デビュー作「白い少女たち」。そして、若い教師を愛する女子高生の心を繊細なタッチで描いた異色作「あなたへの挽歌」、あるフラストレーションを抱えた彼女の秘密「おしゃべり」、悲しみ、苦しみ……10代の悩みを情感豊かに描いた「悲しみ・つづれ織り」、女の子同士のへんてこな関係を軽快につづったユニークな快作「私と彼女」を収録。伝説の少女小説家、氷室冴子の原点がここにある。

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さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんかもう文章力がすごかった。一行ごとに世界観を構築する力がすごい。

    短編集なのでどれも面白かったのですが、やはり表題作の「白い少女たち」は圧巻でしたね。
    一人の少女の失踪を巡る物語。そこから炙り出されるような人間模様の複雑さ。
    言ってしまえば思春期の揺らぎのようなものですが、そこを透明感のある文

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    町田そのこさんの好きな作家さんということで手に取ってみました。女性たちの強くいきる心もように感動しました。思春期の子どもたちに読んでもらいたい本です。

    0
    2023年11月08日

    Posted by ブクログ

    他者に迎合することなく成長していく人の姿は、客観的には輝いて見えるのだなぁと思いました。
    普通じゃない、それが魅力。だから普通になってしまうと途端に輝きが失われる。でも、ふとした瞬間に以前持っていた輝きを取り戻す人もいるんだと知りました。

    本人からしてみたら、他者と交わり合う生活は安心感があり、孤

    0
    2022年01月06日

    Posted by ブクログ

    少女の傲慢さも潔癖さも強さも脆さも苦しさも孤独もシスターフッドもぜんぶ詰まっていて、苦しい。10代の頃に読んでおきたかった。

    0
    2021年10月24日

    Posted by ブクログ

    とても、優しくてどこか残酷な、けれど眩さのある物語(短編集なので、くすっとしたりにやりとしたりするお話もあったけれど。もちろんそれらもとても好きだ)
    表題作の二話はほんとにヒリヒリした。でも、特に白い少女たちは、すべての少女たちへの愛を勝手に感じた。誰かにわかってほしいとか、わかりたいとか、わからな

    0
    2021年01月23日

    Posted by ブクログ

    まさか三十代半ばを過ぎて、また氷室冴子さんに心を奪われる日が来ようとは!!

    あの頃夢中になったかつてのわたしが、懐かしいと叫ぶ。
    このヒリヒリ感、湿度、仄暗さ、たまらない。
    あの頃の少女小説にはこれらが詰まってたんだなぁ。こんな素晴らしい物語を成長過程で読めていたんだなぁどんだけ幸せ者だ自分は、と

    0
    2020年12月20日

    Posted by ブクログ

    初めて読む氷室冴子さん
    美しくて残酷で、幼くて既に老成してる
    少女たち
    まぶしくて愛おしい少女たち
    特に『さようならアルルカン』『私と彼女』が好き
    『あなたへの挽歌』の辛らつさといったら
    少女特有の感覚だと思う

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    学生時代の少女の一匹狼、先生、寄宿生活。女の子の痛みや若さが詰まりに詰まった本でした。語り口が書かれた当時の文体で懐かしさもありつつ。

    0
    2023年10月01日

    購入済み

    原点

    氷室冴子さんは『シンデレラ迷宮』が好きで、今回初期作品集が出来たというので初めて読みました。内容はライトから重いものまで様々だったけど、アルルカンや白い少女などこれぞ少女小説といった何とも言えない切実な潔癖な切なくやり切れない感情
    になりました。

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    学生時代にガッツリはまった、今は亡き氷室冴子の初期作品を集めた短編集。
    ただただ懐かしく、10代の頃に読んだ作家さんを30年経って読んだら、どんな気持ちだろう?と手に取ったが、「初期作品集」だけに自分が読んでいた頃より、さらに前の作品で懐かしさの感慨もなく、何となく読み終えてしまった。
    基本短編だが

    0
    2021年02月04日

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