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南北アイルランドの統一を謳(うた)う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛(まぎ)れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく! 本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!
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Posted by ブクログ
みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る 巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい 開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれ...続きを読むくらいかな 総合的な評価は星5なので いざストーリーを読み進めると本格ミステリ フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか 黙っていいねを3回押す 「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解 種明かしもオシャレだわ 完敗に乾杯 やかましわ 真犯人と動機は当てられずもフェアな解法で満足 幕間にアイルランドの歴史についての講釈パートがあるが、眠くならない適量かつ分かりやすい内容
物語はアイルランドの統一問題を背景に進んでいきます。 日本人にとって宗教による争い(人殺し)は程遠い世界の話です。 自分が思う宗教、宗派を絶対だと思うが故に争いは混迷を深めていき、創始者が愛だ恋だで説いていた教えを自分達の利権やプライドの為にひん曲げてしまう所が、神様を信じている人々を『劣る...続きを読む存在だな~』と思ってしまいます。 物語の舞台はアイルランド北西部スカルゴーの湖畔の宿屋、南北アイルランドの統一を目指す武装勢力の副議長が何者かに殺された。 怪しい宿泊客達... 武装勢力の参謀長とその部下が粛清を加えたのか? 武装勢力に敵意を剥き出しにする会計士... 自分探しの旅に来ている女子大生と好きな詩人の故郷を訪れるアメリカ人 とにかく怪しいオーストラリアの花屋 宿屋の女将は色っぽい未亡人 誠実そうな宿屋のコック 人の良さそうな主人公... 科学者で鋭い洞察力と機転の良さ、人に好かれる魅力と柔道黒帯の実力を併せ持つ日本人、黒川富士雄 この中に物語の序盤に登場する殺し屋『ブッシュミルズ』がいる! 果たして殺し屋は誰なのか? 殺人犯は殺し屋なのか? 物語は登場人物達の思いが絡みあいながら進んでいき意外な結末を迎えます。
アイルランドの状況が背景にある為、一つの殺人事件を通していくつものドラマが生まれていく中で、それら全てを丁寧に描ききったことに敬意を表する。
南アイルランドの宿で、武装勢力NCFの副議長が殺された。 NCFは副議長の殺害を殺し屋に依頼していたが、殺され方が殺し屋の手口と違い戸惑う。 宿泊客は、NCFの以外にアメリカ人大学生やオーストラリア人など様々。 その中の一人、日本人科学者が事件を解いていく。 果たして犯人は殺し屋なのか、それとも…?...続きを読む 舞台がアイルランドなので、少し背景がわかりにくい部分がありましたが、日本人が客観視されているのが逆におもしろく思えました。 伏線がたくさんあり、読み進めていくのが楽しくて仕方なかったです。 作者に見事に踊らされた感じ。 こういうの、好きです。
石持浅海さん、初期の作品だったらしい。けど、面白かった❤️ 探偵役がまたいいね。 また出てきたらいいのに。 そして最後、それぞれの登場人物のその後がよかった。
デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。 “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。 スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。 さらに、彼の推理によって宿泊客達...続きを読むの正体も暴かれていく。
処女作で異国が舞台のミステリに驚いた。 登場人物が厳選されており、カタカナ表記に悩まされがちになる舞台で唯一の日本人探偵含め読者に優しい愛称呼びはとても読み易い。名前はフルネームの後に愛称を重ねる配慮具合だ。カナカナに弱い日本人をよくわかっていらっしゃる。 殺し屋 反社組織 ターゲット と、不穏な...続きを読む素材は揃っており読者の脳内で道筋を見せてくれるもののどうやら一筋縄で行かない雰囲気。ハウダニット フーダニット ホワイダニット 以前に何が起こるのか分からない状態で人物達が舞台に集結していく。ワクワクする。 事件解決後のエピローグにあたるラストの畳みかけはとてもリズムがよく、クローズドサークル(開放的な環境でしたが)にて陥る人数合わせキャラが誰一人として存在しなかった。フェードアウトしないラスト数ページにテンションが上がっていたことはこの語彙力の無さでも伝わるかと信じてます。
アイルランドの武装勢力絡みで 宿屋で起こった殺人事件 一人の日本人が探偵役になり事件を追う 事件の謎解きの経過などもなかなか 楽しめました 外人の場合、名前と愛称があり 読みながら登場人物ページを何度も 確認するんですが 今回もまぁそれはありました
イェイツ懐かしい。いくつかの詩は今でもなんとなく覚えてる。 「アイルランド人は困った人に優しい」って台詞があるけど、本当に信じられないくらい親切でびっくりした記憶。それはこの本にあるようなアイルランドの複雑な歴史も一因なのかもしれない。
アイルランドの複雑な背景の中で起こる事件に日本人科学者が挑む。 初めて読んだ石持浅海さんの作品がこの処女作でした。他の作品も読んでみたいと思います。
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