姥玉みっつ

姥玉みっつ

1,630円 (税込)

8pt

江戸を舞台に、個性豊かな三人の婆たちの日常と
その周りで起こる悲喜劇をコミカルに描く
「女性の老後」をテーマにした長編小説。


名手宅の祐筆(文書や記録を取り扱う職)を得て静かな余生を
過ごしたいお麓(ろく)は、おはぎ長屋という長屋に住んでいた。

これで老後の安泰は約束されたと思い込んでいたが、
その平穏な暮らしはわずか一年で終わりを迎えた。

お菅(すげ)が越してくると、さらに半年後には
お修(しゅう)がやってきたのだ。

二人の幼馴染はお麓の長屋を毎日欠かさず訪ねてきては、
心底どうでもいい話をしゃべり散らす。

お麓はこの先、二人とうまくやっていけるのか。
安穏に暮らすはずの余生はどうなってしまうのか。
さらには、いろいろな事件に巻き込まれていき……。

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姥玉みっつ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    旗本の奥勤めを引退して、町長屋でのんびり暮らしを楽しもうとしていたお麓のもとに、幼馴染の婆が二人、同じ長屋に引っ越してきた。
    静かな余生が、三人集まるとカシマシイこと!

    そこへ、夫の暴力に耐えかねて逃げてきたという大けがを負った女と美しいその娘をかくまうことに。
    結局大けがを負った女は命を落とすが

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    現代にもいそうな三人の婆様。でも人情と度胸は昔の方があったのでしょうね。これだから時代小説はやめられませんね。

    おもしろかったです。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    人情味あふれる時代小説
    小気味いいテンポの会話を楽しみながら読み進めたらラストにかけてミステリになっていき…
    後半は一気読みでした!
    初めての西條奈加さん作品でしたが他も読んでみたいと思いました!

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    やっぱり西条奈加さんの時代小説は面白い!
    読ませる!是非これっきりではなく、続編を。

    五十年前の幼友達が、ひょんなことから同じ長屋で暮らすことに。
    名主の書役として暮らすお麓のもとに、能天気なお春と派手好きなお修が転がり込んで来たのだ。
    性格も違えば、これまでの来し方もまるで違った。泣いて、笑って

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    幼なじみで、歳を経てから同じ長屋で暮らし始めた3人。
    ほんの少し煩わしく、賑やかなくらしに飛び込んできた少女。
    うーんさすが西條さん。おもしろい。
    3人ともよく喋って実に賑やか。笑。

    0
    2024年07月30日

    Posted by ブクログ

    義理人情、気風の良さ、江戸女を描かせたら著者の右に出る者がないほど。ユーモアやミステリを駆使し、テンポも良く、文章に無駄がない。お麓、お菅、お修の三姥力が気丈夫で温かい。前向きな気持ちになる読後感。

    0
    2024年06月19日

    Posted by ブクログ

    長屋の三人老女が娘を世話し始めて暮らす中娘の素性を巡って騒がしくなり。

    三婆の掛け合いが面白く、人情味溢れる王道の時代小説。大立ち回りこそないが三人の活躍が炸裂する後段はスカッと気持ちのいい流れで、ラストもいかにもな爽快感でした。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    有難いとは、有るに難し。なぜだかこの長編の中でこの一文が頭に残る。婆様たちの勝手さに辟易しつつ、その図々しさと紙一重の思いやりにだんだん慣れてきて、お麓さんの気持ちがなんだか分かる気がした。
    いつも出てくる商人や町人とちょっと違うこどもの描かれ方だけど、やっぱり面白かった。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    3人の姥玉と縁あって面倒をみることになったお萩とがともに謎と事件を解決していく
    ちゃきちゃきと江戸っ子らしい語り口の
    3者3様のお婆さまがとても素敵

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    好きな歌でも詠んで余生をのんびり過ごそう〜と思っていたお麓の住む長屋に、50年前の幼なじみのお菅、お修が転がり込んでくる…
    息子夫婦にないがしろにされ愚痴ばかりだがお人好しのお菅
    後妻で居場所がなくなったが贅沢をやめることはなく気高いお修
    二人に振り回され安穏な老後が泡となって消えてしまったお麓

    0
    2024年11月11日

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