受け手のいない祈り

受け手のいない祈り

2,090円 (税込)

10pt

3.5

感染症の拡大を背景に周囲の病院の救急態勢が崩壊する中、青年医師・公河が働く病院は「誰の命も見捨てない」を院是に患者を受け入れ続ける。長時間の連続勤務による極度の疲労で、死と狂気が常に隣り合わせの日々。我々の命だけは見捨てられるのか――芥川賞受賞の気鋭が医師としての経験を元に描いた、受賞後初の単行本。

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受け手のいない祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    過酷すぎる医療現場で心身をすり減らし、少しずつ体にも精神にも異常をきたしていく医師たち
    祈りは誰のため、何のため
    「背骨がたったまま」と繰り返し使われる
    背骨を立たせて生活するのは人間だけ、背骨を横にして眠る時間は死に近づくのか、原始に戻っているのか
    治療する側が健康でなければ、というのがおためごか

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    芥川賞作家。激務のために肉体も精神も病んでしまう若い医師の話。

    周りはなぜ気が付かないのだろうか。人手不足の職場だと、誰もが自分のことで手一杯になってしまうのか。

    誰の健康も害することなく回っていく仕組みが作れたら良いのに。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    総合病院で医師として働く公河は、別の医院で産科医だった同期が過労死したことを知る。
    公河もまた、昨日と今日の境目がわからないくらいに働き続けていた。
    近隣の病院が夜間救急から撤退し、公河の病院が最後の望みであるためか、徹夜での治療や手術が寝る間もなく延々と続いていく。

    外科手術の様子が仔細にある場

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    他人の命を救うためとはいえ、自らをここまで犠牲にしなければいけないとは。医師の経験を持つ朝比奈さんなので、リアルな体験を踏まえて書かれたものなのだろうけど、想像を超えた過酷さだった。
    そもそも、医師にはこれまで残業規制がなかったことも初めて知った。働き方改革で規制ができたけど、そのラインが960時間

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    タイトルの意味にはわりと冒頭で気づけるが、その意味はあまりにも虚しい。途中から現実なのかそうでないのかがわからなくなってくる。この作者はその描き方が絶妙で、その感覚が好きで本作品も手に取ったが、今回は心があまり揺れ動かなかった。現実味がありすぎたからだろうか。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    医師で小説家の朝比奈さんらしく医療小説。

    過酷な労働を強いられる医者という立場。
    何日も寝ずに働き続け、体を壊して、それでも患者を救わないといけない。

    内容は良かったけど、描写がリアルでグロ過ぎてちょっと苦手だった。

    作品は良いけど私は好きではない。

    この書き方だから内容が生きるのだと頭では

    0
    2025年04月19日

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