ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
10pt
感染症の拡大を背景に周囲の病院の救急態勢が崩壊する中、青年医師・公河が働く病院は「誰の命も見捨てない」を院是に患者を受け入れ続ける。長時間の連続勤務による極度の疲労で、死と狂気が常に隣り合わせの日々。我々の命だけは見捨てられるのか――芥川賞受賞の気鋭が医師としての経験を元に描いた、受賞後初の単行本。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
過酷すぎる医療現場で心身をすり減らし、少しずつ体にも精神にも異常をきたしていく医師たち 祈りは誰のため、何のため 「背骨がたったまま」と繰り返し使われる 背骨を立たせて生活するのは人間だけ、背骨を横にして眠る時間は死に近づくのか、原始に戻っているのか 治療する側が健康でなければ、というのがおためごか...続きを読むしなのが分かる そうしたいわけでもないのに、自分を犠牲にして患者を受け入れる虚しさ 医師である作者の実体験なのかもと思うと苦しい
芥川賞作家。激務のために肉体も精神も病んでしまう若い医師の話。 周りはなぜ気が付かないのだろうか。人手不足の職場だと、誰もが自分のことで手一杯になってしまうのか。 誰の健康も害することなく回っていく仕組みが作れたら良いのに。
総合病院で医師として働く公河は、別の医院で産科医だった同期が過労死したことを知る。 公河もまた、昨日と今日の境目がわからないくらいに働き続けていた。 近隣の病院が夜間救急から撤退し、公河の病院が最後の望みであるためか、徹夜での治療や手術が寝る間もなく延々と続いていく。 外科手術の様子が仔細にある場...続きを読む面や睡眠がとれなくて麻痺している状態がこれでもか…と。 あまりにも過酷すぎる救命の現場に人の命よりも自分の命は考えられないのか、とさえ思ってしまう。 ここまでくると限界を通り越して、考えることすら停止してしまう怖さを感じた。 医師としての経験があるからこそ、すべてがリアルに思えて余計に衝撃の度合いが増した。
他人の命を救うためとはいえ、自らをここまで犠牲にしなければいけないとは。医師の経験を持つ朝比奈さんなので、リアルな体験を踏まえて書かれたものなのだろうけど、想像を超えた過酷さだった。 そもそも、医師にはこれまで残業規制がなかったことも初めて知った。働き方改革で規制ができたけど、そのラインが960時間...続きを読む!普通に多いわ。 これだけ長時間、しかも神経を使う仕事をやり続ければ、身も心もおかしくなってしまう。 内臓のグロテスクな描写が、医師の心の中を表しているようで、こちらまでちょっと気分が悪くなりながら読んだ。
タイトルの意味にはわりと冒頭で気づけるが、その意味はあまりにも虚しい。途中から現実なのかそうでないのかがわからなくなってくる。この作者はその描き方が絶妙で、その感覚が好きで本作品も手に取ったが、今回は心があまり揺れ動かなかった。現実味がありすぎたからだろうか。
医師で小説家の朝比奈さんらしく医療小説。 過酷な労働を強いられる医者という立場。 何日も寝ずに働き続け、体を壊して、それでも患者を救わないといけない。 内容は良かったけど、描写がリアルでグロ過ぎてちょっと苦手だった。 作品は良いけど私は好きではない。 この書き方だから内容が生きるのだと頭では...続きを読む理解できる。 よくできた人間が主人公では、この作品の良さはなくなるし、伝わらない。 分かるのと自分が好きかは別問題。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
受け手のいない祈り
新刊情報をお知らせします。
朝比奈秋
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
あなたの燃える左手で
サンショウウオの四十九日
植物少女
夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)
私の盲端
「朝比奈秋」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲受け手のいない祈り ページトップヘ