アフガンの息子たち

アフガンの息子たち

難民児童と施設職員の交流を描くYA小説。

スウェーデンの小さな町にある灰色の建物。高校を出たばかりの「わたし」は、保護者のいない難民児童が暮らす収容施設で働いている。職員は規則と指示に従うことを求められ、帰宅したら仕事のことは考えるなと言われるけれど、アフガニスタンから逃げてきた少年たちと日々接していると、それはとても難しい。「わたし」は、家族と離れ一人で逃げてきた14歳のザーヘルや17歳のアフメド、ハーミドという3人の少年たちと心を通わせるうちに、タリバンへの恐怖やトラウマに苦しむ彼ら、18歳になり施設を出なければならないことを恐れる彼らに寄り添おうとする。
静かな筆致で難民児童の現実と職員の葛藤を描いた、2021年北欧理事会文学賞(YA&児童部門)受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    178ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

アフガンの息子たち のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アフガニスタンからひとりで逃げてスウェーデンにたどり着いた子ども(未成年という意味)たちの物語

    自分が児童養護施設に勤務してた頃と重ね合わせたり、入国管理について考えざるを得なかったり、いろいろ

    あと物語の構成に関してだけど、少しずつの部分について語られ、その間に余白(物理的にも)があって、それ

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    静かで余白の多い文章が印象的。押し付けがましくなく、けれどある種の芯の強さを持って、訴えてくる。逃れてきた子どもたちには、ひとりひとり体温があり、性格も抱えているものも違う生身の人間なのだと。日本にいるわたしたちにも他人事ではない。

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    物語は難民児童を保護する施設で働く、新人職員レベッカの視点から見た、アフガニスタンからの難民ザーヘル、アフメド、ハーミドについて描かれている。

    レベッカの緻密な心情表現や、施設以外での生活の様子は省かれているため、特定の感情誘導(例えば、難民の子供たちに対する可哀想、哀れみ、同情)もなく、淡々と進

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    日本ではなかなか知ることができない難民たちの生活。人道的に保護されてもいつまでも保護対象でいるわけにいかない。
    国を脱出しスウェーデンの施設に入るまでにアフメドはパニック障害を発症し、ハーミドは体中に傷を作っている。何があったかは作中では語られず、本人たちも語ろうとしない姿勢が書かれている。施設が閉

    0
    2024年12月18日

    Posted by ブクログ

    良かった~~
    これがデビュー作とは思えない!
    なんだろう?この静けさは・・・
    若者らしく弾けるシーンもちゃんと描かれているのに!

    スウェーデンの難民施設で働く主人公。
    三人のアフガン青年を担当することになる。
    それぞれに個性的な三人と、年の変わらない彼女との間には
    つながりが生まれるのだが・・・

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    静かなで穏やかなトーンだけど、複雑な事情が絡む社会問題にモヤモヤが残る物語。

    死を選んだアフメドは、母国に、人生に、どれほどの絶望を感じたのだろうか。

    身近にいたら、長いものに巻かれるしかない状況に、歯痒い気持ちを抱くと思う。自分がなんとかしてあげられたら、救える言葉をかけてあげたらと。きっと無

    0
    2024年05月08日

アフガンの息子たち の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    178ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す

OSZAR »